人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだということ
我々は他人からの賞賛を強く望んでいる。そして、それと同じ強さで他人からの非難を恐れる
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。
偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す
人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること
人を動かすには、相手のほしがっているものを与えるのが、唯一の方法である。
人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである
私には、人の熱意を呼び起こす能力がある。これが、私にとっては何物にも代えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。私は決して人を非難しない。人を働かせるには激励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える
この道は一度しか通らない道。だから、役に立つこと、人のためになることは今すぐやろう──先へ延ばしたり忘れたりしないように。この道は二度と通らない道だから
どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている──私の学ぶべきものを持っているという点で
人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。
人間の行動は、心の中の欲求から生まれる……だから、人を動かす最善の法は、まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせることである。商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、人を動かそうとする者は、このことをよく覚えておく必要がある。これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、一人の支持者を得ることにも失敗する
人を説得して何かやらせようと思えば、口を開く前に、まず自分に尋ねてみることだ──「どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるか?
成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である
我々は、ほしいものがあれば、自分で出かけていって買う。我々は、自分の問題を解決することには、いつでも関心を持っている。だから、その問題を解決するのに、セールスマンの売ろうとしているものが役立つことが証明されさえすれば、こちらから進んで買う。売りつける必要はないのである。客というものは自分で買いたいのであって、売りつけられるのは嫌なのだ
常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える
他人の立場に身を置き、その心の中に欲求を起こさせるということは、相手をうまく操ってこちらの利益にはなるが先方には損になることをやらせることでは決してない。双方が利益を得なければ噓である。
自己主張は人間の重要な欲求の一つである
まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせること。これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、一人の支持者を得ることにも失敗する
友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。
人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる
作者が人間を好きでないなら、世間の人もまたその人の作品を好まない
人を動かす デール・カーネギー
あなたもこの本が気に入るかもしれません。"人を動かす 文庫版"(D・カーネギー, 山口 博 著)
こちらから無料で読み始められます: https://a.co/dpZwvZ5